《田中畜産》
生産
豊かな大地と清らかな水。
美味のまほろば、兵庫県丹波篠山の
恵まれた自然と気候風土―。
私たち丹波田中畜産は
黒毛和牛の頂点「但馬牛・神戸ビーフ」を
選び抜いた飼料と
高度な肥育技術を駆使し、
大切に、そして
愛情いっぱいに育んでいます。
優れた肉用牛の条件
優れた肉用牛へと仕上げるには、環境や育て方のほか、品種、両親や祖父母さらにその親にまでさかのぼる血統も重要な条件となります。
種付けでは、良質なお肉が豊富な血統など、よい性質・資質をもった牛を吟味し、掛け合わせ、選んでは掛け合わせ…というように、改良に改良を重ねていきます。
紆余曲折を経ながら長い歳月をかけることで、ようやく極上の肉質を有する牛が誕生するのです。
子牛の育成
人工授精によって母牛に種付けし、人間と同じ十月十日(約280日)で子牛が産まれます。初乳は様々な病気に対する免疫物質を含んでいるため、健康で元気に育つための第一歩として、分娩後、たっぷりと飲ませてあげます。
子牛がお乳で発育するのは約30日間。生後2週間経つと「反すう」を始め、粗飼料(牧草・乾草・稲ワラ等)を食べることができます。生後25日頃からは、母牛の乳量だけでは栄養分が不足するため、飼料(麦・とうもろこし・大豆・ふすま等)も食べ始めます。
大いなる生命の
恵みへの感謝。
出荷
固有の証明となる鼻紋をとり、個体識別番号を登録後、血統書が発行され1頭1頭を大切に管理していきます。
生後約32ヶ月後、立派な肉用牛へと成長したら出荷の時期です。出荷時体重は、 去勢牛(去勢した雄牛)で約700Kg、牝牛で約600Kgとなります。
受け継ぐ
BSE検査後、厳しい品質基準のもとで脂肪(サシ)の入り具合や肉質が評価されます。等級(品質のよしあし)など、いわゆる「美味しさ」が決まります。
今日も、ここ丹波篠山の恵まれた気候風土の中で、優れた資質を誇る肉用牛を、熟練した人たちが細心の心配りと高度な技術を駆使して、つくりだしています。